アトピー性皮膚炎
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アトピー性皮膚炎とは、アトピー体質にさまざまな要因が引き金となって生じる過敏性皮膚炎のことで、かゆみを伴なう湿疹が、身体の様々な部位にあらわれて、良くなったり、悪くなったりを繰り返します。
アトピー性皮膚炎と併発しやすい病気
強いかゆみからかきむしっていると、そこからとびひや黄色ブドウ球菌、細菌や水いぼ、ヘルペスウィルスなどの感染してしまい、症状を悪化させる原因にもなりますので、注意が必要です。
また、角結膜炎、白内障、網膜剥離などの眼の病気も発症する恐れもあります。目の周りの湿疹が長く続いている場合には、網膜剥離を起こしている場合がありますので、受診するようにしましょう。
アトピーの悪化因子
アトピー性皮膚炎は、夏の汗や冬の乾燥、季節の変わり目による気温の急激な変化で悪化することがあります。
また、受験や仕事のストレス、就職、転職、引っ越し、職場の移動などの環境の変化のストレスなど、精神的緊張・ストレス、過労、睡眠不足でも悪化することがあります。
他にも、シャンプーや化粧品、衣類などの皮膚表面への刺激や、食物アレルギーがある場合には、その摂取が悪化させる原因にもなります。
アトピー性皮膚炎の治療
ステロイド外用剤や保湿剤などの塗り薬、抗アレルギー剤などの飲み薬が中心になります。
ステロイド外用剤は症状に合わせて使えば安全ですが、どうしてもステロイド外用剤の使用に抵抗がある場合には、ステロイドの入っていない塗り薬や保湿剤を使って治療していきます。